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1,子供の歯並びを悪くする悪習癖  2、 Q&A

●なぜ指しゃぶりをするの?

0〜2歳

生後間もない赤ちゃんの「吸う」という行為は、母乳を吸うための本能的、反射的な行動と考えられています。

この反射は、離乳食が始まる頃には次第に消えていきます.指しゃぶりは、不安、退屈、不快などの状態で多くみられます。

指しゃぶりは、外部からのいろいろな刺激によって生まれる緊張や不安を自分自身の力で和らげるための代償的な行為で、

いいかえれば赤ちゃんの精神の安定に役立っているともいわれています。実際のところ、指しゃぶりをする子は、

しない子よりも寝つきが良く、ひどい夜泣きは少ないといわれています。

そのため、2歳ころまでの指しゃぶりについては、神経質にならず、しばらく様子を見る程度でいいでしょう。

3、4歳

この年齢は、それまでの親と子だけの生活から、友達、幼稚園の先生、近所の子供など、子供自身の人付き合いもひろがり、

社会生活の第一歩を踏み出す時期です。赤ちゃんの時から続いていた指しゃぶりも、

多くの子供は社会性の芽生えや他に興味の対象をみつけることでいつのまにかやめてしまいます。

子供の心には、まわりの環境の変化にうまく順応しきれないいらだちや焦り、寂しさなどのために心理的な不安が生まれ、

そこにさらに母と子の信頼関係が十分に確立されていないといった条件が加わると、指しゃぶりを始める原因になりやすいといわれています。

5、6歳

この年齢になると指をしゃぶる子供の割合は急激に減ってきます。指しゃぶり以外の子供の生活全般を見渡した時に、

はつらつとした子供らしい生活をすごしている場合にはあまり心配はいりませんが、友達とうまく遊べない、

日中遊びながらもたえず指を口から離さない、やめる気配が少しも感じられないような場合には、もう一度子供の環境を見直すことが必要です。

7歳以上

この年齢では、長年続けていた指しゃぶりをやめることができないまま、習慣で意味なく続けている例が大半ですが、

知的な面での発達に伴い、年齢が高くなるほど心理的原因が存在したり、ストレス解消の手段にしている場合もあります。

歯並びや口元、発音、心理面への影響を考えると、専門の小児歯科医や矯正歯科医に一度相談したほうが良いでしょう。

 

●指しゃぶりを放っておくと・・・

0〜2歳

一般的には、2歳頃までの指しゃぶりは歯科的には問題は少ないとされています。

この年齢では、指をしゃぶるからといって、まわりの者が神経質に騒ぎ立てる必要はありません。

ただ、その指しゃぶりが、将来一つの頑固な癖として習慣化し、固定化してしまうことがあるので、

2歳近くなったら口の中に入っている指をそっとはずしてあげるようにしたほうがよいでしょう。

3、4歳

3歳すぎても指しゃぶりを続けている場合には、歯並びにも多かれ少なかれその影響は現れてきます。

しかしこの時期までに指しゃぶりをやめれば、程度のひどい場合を除けば、出っ歯にならず、

歯並びは自然に元の状態に戻ることが多いようです。でもこの時期を過ぎても頑固な指しゃぶりを続けていると、

自然に治る見込みは少なくなります。

指しゃぶりの悪い影響を防ぐには、この時期で指しゃぶりをうまくやめさせられるかどうかがポイントになります。

その意味では、この時期はたいへん重要な時期とえます。上の写真のように頑固な指しゃぶりの影響は、口元にも現れます。

鼻づまりがくても、いつも口をポカーンと口を開き、口で息をしていることが多くなります。

5,6歳

この時期になっても頑固な指しゃぶりが続いている場合には、積極的に指しゃぶりをやめさせることを考える必要があります。

この時期以後の指しゃぶりは、いろいろと歯科的な問題が現れ、その影響は小学校1年生頃に生えてくる永久歯の歯並びへと持ちこされてしまいます。

永久歯が生える直前のこの時期までになんとか指しゃぶりをやめさせて、正しい位置に、きれいに並んだ永久歯が生えてくるのを待ちたいものです。

7歳以上

この以後の指しゃぶりは、歯並びだけではなく、成長に伴って歯をささえている顎の骨にも影響が出てきて、

いわゆる出っ歯がひどくなってきたり、下顎の発育方向が下向きのために長い顔つきになってきます。

治療は難しくなり、何らかの矯正装置をしようしたり、歯の数を減らして本格的な矯正治療をする例が多くなります。

治療期間も長くなり、子供自身が一番大変な思いを味わうことにります。

                       

前歯に隙間が開いている         歯列きょう正治療後の写真です

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